ケロヨン(癌)を告げられる
初めてケロヨンを告知されたあの日。
軽い風邪を引くことはあっても、ここ何年も発熱すらしてなかった自分。
「進行性大腸癌です」と告げられても、ピンとこなかった。
「癌に進行性も進行性じゃないもあるんかいな」というツッコミが頭の上っ面を滑っていったりして、巷によく流れてる頭が真っ白になるとか、そういうドラマチックな感じはなかった。病気が疎遠すぎて知識がないってやつですね。知らないって怖いですね!
すぐに頭に浮かんだのは当時少しいい雰囲気でデートしていた相手のこと。
「あ〜こういう時、結婚してたら心の支えになってくれたりするんだろうなー、いやでも心配かけたくないし、これから運悪く進行したりした時、好きな人に酷い姿を見せるとか辛すぎるから、独身で良かったのかも」ということを、癌になった人の心得的なDVDをぼーっと見ながら考えてました。
でもね、この時はまだ怖くないんですよ。
手術が怖いとかはもちろんあるけど、得体の知れない真っ黒い虚無に襲われるとかはないんです。
なにせ家族も全員健康そのもので病気に疎いもんで。
不安で怖くてたまらなくなるのはもう少し、いやだいぶ後のことです。
∞ 心を救ったおすすめの本やブログ ∞
ガンという単語が怖くて勧められたけど中々読めなかった本。
現在は絶版してしまっているのでブログを読みました。
もっと早く読めば良かったな、って後悔しました。メディアのおかげで癌という病気をめっちゃビビらされてるけど、そんなに怖い病気でないのでは?って思えました。
病気は才能(おのころ心平)
癌は自分を守るために犠牲になってくれた細胞。そう知ってからケロヨンに感謝が生まれました。ケロヨンへの感謝とごめんなさいで涙が出た本です。
喜びから人生を生きる(アニータムアジャーニ)
抗がん剤治療で寝まくっていた時、真夜中によく読んでました。アニータさんと進行度に違いはあっても、ケロヨンになった理由は同じ。であれば、私も治る、そして人生を変えるチャンスを神様から貰ったんだ〜と思えた本です。
https://www.amazon.co.jp/喜びから人生を生きる-―-臨死体験が教えてくれたこと-アニータ・ムアジャーニ/dp/4864510822